成分解析

BULK HОMMEシャンプーの成分解析
メンズ人気No.1の成分は本当に良いのか

BULK HOMME THE SHAMPOO成分解析インフォグラフィック

この記事のポイント

  • BULK HОMMEの主洗浄成分はアミノ酸系中心の低刺激設計で、1本3,300円の価格に見合った品質
  • 「ノンシリコン・弱酸性・サルフェートフリー」は全部本当で、敏感な頭皮の男性に特に有効
  • 1回約83円のコスパはやや高め。成分品質重視か、コスパ重視かで候補が分かれる

「男性向けスキンケア発ブランドが作った、ノンシリコン弱酸性のシャンプー」—— BULK HOMMEは清潔感重視のメンズ向け製品として、SNSで大きな支持を集めてきました。 1本3,300円(200g)という価格は、市販シャンプーの中では高級ライン。 成分はその価格に見合っているのか、シャンプーソムリエとして正直に解析します。

よしき動画:BULK HOMME使用体験レビュー

BULK HOMME THE SHAMPOOを使ってみた【シャンプーソムリエよしき】 — シャンプーソムリエよしき

製品スペック

製品名BULK HOMME THE SHAMPOO
ブランドBULK HOMME(バルクオム)
容量200g
価格(税込)¥3,300(通常価格)
1gあたり単価約16.5円
1回使用コスト(5g換算)約83円
主洗浄成分の分類アミノ酸系(主剤:アラニン系)+スルホベタイン系(補助)
サルフェートフリー○(SLS・SLES 完全不使用)
ノンシリコン○(完全シリコンフリー)
弱酸性

肌への優しさ

★★★★★

アミノ酸系主剤・完全ノンシリコン・弱酸性設計。刺激は極めて低い

洗浄力

★★★☆☆

マイルド設計。皮脂が多い方には物足りない可能性

コストパフォーマンス

★★☆☆☆

1回約83円。成分品質は高いが、コスパは市販品の中では低い

総合評価

★★★★☆

頭皮の敏感な男性・スカルプケア重視の方には本物の価値がある

成分表を読む——洗浄成分はアミノ酸系中心の低刺激設計

2位

ラウロイルメチルアラニンNa

アミノ酸系(アラニン系)陰イオン界面活性剤

主洗浄成分。アミノ酸系の中でも安全性の実績が高い成分です。 BULK HOMMEが「アミノ酸系シャンプー」を謳う根拠はこの成分が主剤であることにあります。 水に次いで2番目に多く配合されており、本当にアミノ酸系が主剤の製品と言えます。

4位

ラウリルヒドロキシスルタイン

スルホベタイン系(両性界面活性剤)

コカミドプロピルベタインの代わりに採用された補助洗浄成分。 スルホベタイン系は泡立ちを助け、低刺激性が高い成分です。 ベタイン系の中でも皮膚への残留性が低く、頭皮の敏感な方に特に適しています。

5位

ラウリン酸ポリグリセリル-10

非イオン性(ポリグリセリン脂肪酸エステル)

植物由来の非イオン性界面活性剤。洗浄力は弱く、主に乳化・補助洗浄として機能します。 環境負荷が低く、生分解性が高い成分として注目されています。

3種類の洗浄成分はいずれも低刺激性が高く、硫酸系(SLS/SLES)は一切不使用。 完全ノンシリコンも徹底しており、「頭皮に何もリスクを残したくない」という設計思想が成分表から読み取れます

高付加価値成分——シリル化コラーゲンと吸着型ヒアルロン酸

BULK HOMMEが他の市販シャンプーと明確に差別化されるのが、補修・保湿成分の設計です。

注目成分とその効果

  • (ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン: シリル化(シランカップリング)されたコラーゲンペプチドで、 通常の加水分解コラーゲンよりも毛髪への吸着性・残留性が高い。 洗い流した後も毛髪表面に留まって補修効果を発揮することが確認されている成分です
  • ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム: カチオン(陽イオン)変性されたヒアルロン酸。 通常のヒアルロン酸は洗い流し製品では吸着しにくいが、 カチオン変性することで毛髪・頭皮への吸着性が大幅に向上。 洗い流し後の保湿持続効果に優れる
  • 温泉水:ミネラル含有の温泉水。頭皮への栄養補給・頭皮環境改善が期待される
  • グリセリルグルコシド:クワ科植物由来の高保湿成分。乾燥環境でも保湿効果を維持する研究データあり

特にシリル化コラーゲンとカチオン変性ヒアルロン酸は、 「洗い流した後も効果が持続する」という点でシャンプー成分として意義があります。 多くのシャンプーに入っている「加水分解ケラチン」よりも実質的な補修持続性が高い設計です。

「ゲル状テクスチャー」の仕組み

BULK HOMMEの特徴的な使用感の一つが、ゲル状(固形に近い)テクスチャーです。 これはキサンタンガムによる増粘設計によるもので、 泡立て前は固形状・泡立て後はきめ細かい濃密泡になります。

このテクスチャー設計は「泡立ちが良く、頭皮全体に行き渡りやすい」という使用感につながります。 慣れるまでは少量で試し、適量を掴むことをお勧めします(使いすぎると洗い流しに時間がかかります)。

向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
  • ✓ 頭皮が敏感・乾燥気味の男性
  • ✓ 完全ノンシリコン・弱酸性にこだわる方
  • ✓ 頭皮環境を根本から整えたい方
  • ✓ コストより成分品質を優先できる方
  • ✓ スキンケアと同様に頭皮ケアにも投資したい方
  • ✗ コスパを重視する方(1回約83円は市販品最高クラス)
  • ✗ 皮脂量が多い方(マイルド設計で洗浄力不足の可能性)
  • ✗ 毎日スタイリング剤を使う方
  • ✗ 200gで1ヶ月使用想定が合わない方(ロングヘア・多毛の方は1ヶ月もたない)

コスパの実力——1回あたり何円か

コスパ計算

  • ¥3,300 ÷ 200g = 1gあたり約16.5円
  • 1回使用量(5g)× 16.5円 = 1回あたり約83円
  • 1ヶ月(30回)使用した場合 = 約2475円相当

1回約83円は、市販シャンプーとしては最高クラスのコストです。 アミノ酸系市販品の平均(1回約10〜20円)と比較すると4〜8倍の差があります。 ただし美容室専売品(1回100〜200円)と比較すれば、同等の成分品質で安価とも言えます。

なお定期購入(サブスクリプション)では初回大幅割引が設定されています。 継続購入する意思がある場合は定期で試すことがコスパの観点では合理的です。

シャンプーソムリエからの総評

良い点

アミノ酸系主剤・完全ノンシリコン・弱酸性という設計は成分の観点で申し分ありません。 シリル化コラーゲンとカチオン変性ヒアルロン酸という「洗い流し後も残る補修成分」を採用しており、 この配合設計の丁寧さは市販品の中でも際立っています。 頭皮の敏感な男性が長期使用するシャンプーとして、自信を持ってお勧めできる製品です。

気になる点

1回約83円というコストは、日常使いには財布への負担があります。 また200g入りという少量パッケージは、ロングヘアや多毛の方には1ヶ月もたない可能性があります。 購入前に自分の使用量と月のコストを試算することをお勧めします。

こんな人に特におすすめ

頭皮トラブル(乾燥・かゆみ・フケ)がありながら「ちゃんとした成分設計のシャンプー」を探している男性。 顔のスキンケアに投資するのと同じ感覚で、頭皮ケアにも取り組みたい方に向いています。

木村芳樹
BULK HОMMEは、メンズ向けを謳いながら成分は女性向けの高品質シャンプーと遜色ない設計です。シリル化コラーゲンを採用しているシャンプーは市販品ではほとんど見かけません。「男性は市販の安いシャンプーで十分」という固定観念を覆す製品だと思います。ただ正直に言えば、コストが一番の壁。アミノ酸系での代替品として、マー&ミーLatteやBOTANISTスカルプなど1回7〜15円の製品も成分の質は十分高い。BULK HOMMEの価値が最も発揮されるのは、強い成分(ラウレス硫酸系シャンプー等)で頭皮トラブルを起こし続けていた方が切り替えるケースだと感じています。

木村芳樹 — シャンプーソムリエ

よくある質問

BULK HOMMEは女性も使えますか?

はい、使えます。メンズ向けブランドですが成分設計は男女問わず有効です。 香りはシンプルでユニセックスに設計されています。

コスパを考えると定期購入が良いですか?

定期購入(サブスクリプション)では初回大幅割引が設定されているため、 試してみる価値はあります。ただし解約条件(最低利用回数等)を事前に確認してください。

頭皮のベタつきが強い場合でも使えますか?

マイルド設計のため、皮脂量の多い方には洗浄力が不足する可能性があります。 その場合はオンラインカウンセリングでご相談ください。 頭皮タイプと皮脂量に合った選択肢を一緒に考えます。

ゲル状なのに泡立ちにくくないですか?

最初は戸感じると思います。少量を手のひらで泡立ててから頭皮につけると、 きめ細かい濃密泡になります。初回は適量を掴むために少量から試すことをお勧めします。

自分の頭皮タイプを確認してから選ぶと、失敗が減ります。

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