成分解析

マー&ミーLatteの成分解析
アミノ酸系サルフェートフリーのコスパを正直評価

マー&ミーLatte成分解析インフォグラフィック

この記事のポイント

  • マー&ミーLatteはアミノ酸系(ラウロイルメチルアラニンNa主剤)のサルフェートフリーシャンプー
  • 500円台でアミノ酸系処方が手に入るコスパの高さが最大の魅力
  • 敏感肌・乾燥頭皮の方の「最初の1本」として安心してすすめられる市販品

ドラッグストアで「牛乳のようなやさしさ」が目を引く白いパッケージ——マー&ミー(mä&mé)Latteは、 クラシエホームプロダクツが展開する「親子で使える」がコンセプトのシャンプーです。

「P&Gのシャンプー」と誤解されることがありますが、正確にはクラシエ製です。 アミノ酸系洗浄成分+サルフェートフリーで、価格帯を考えると成分の質は非常に高い。 シャンプーソムリエとして全成分を読み解きます。

よしき動画:1週間使用体験レビュー

ma&me Latte シャンプーを1週間使ってみた【シャンプーソムリエよしき】 — シャンプーソムリエよしき

製品スペック

製品名マー&ミー Latte シャンプー(ベーシックライン)
ブランドクラシエホームプロダクツ株式会社
容量490mL
参考価格(税込)約¥700(実勢)
1mLあたり単価約1.4円
1回使用コスト(5mL換算)約7円
主洗浄成分の分類アミノ酸系(主剤)+ベタイン系(補助)
サルフェートフリー○(ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na 不使用)
ノンシリコン
パラベン△(メチルパラベン配合)

肌への優しさ

★★★★☆

アミノ酸系主剤でサルフェートフリー。この価格帯では優秀

洗浄力

★★★☆☆

標準的。スタイリング剤を多用しない方に適している

コストパフォーマンス

★★★★★

1回約7円。この成分品質でこの価格は市場最高水準

総合評価

★★★★☆

コスパ最良のアミノ酸系シャンプー。敏感肌・乾燥肌に特にお勧め

成分表を読む——洗浄成分は3種類のアミノ酸系

成分表は配合量の多い順に記載されます。上位に来る成分ほどそのシャンプーの特性を決めます。

2位

ラウロイルメチルアラニンNa

アミノ酸系(アラニン系)陰イオン界面活性剤

主洗浄成分。アミノ酸のアラニン誘導体で、低刺激・弱酸性の洗浄成分。 20年以上の使用実績があり、皮膚刺激の報告がほとんどない安全性の高い成分です。 泡質がきめ細かく、洗い上がりの指通りが良いのが特徴。

3位

パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン

ベタイン系(両性イオン界面活性剤)

コカミドプロピルベタインと同系統のベタイン系洗浄成分。ヤシ油の代わりにパーム核油由来。 低刺激で泡立ちを補助し、単独では洗浄力が弱いため主剤と組み合わせて使われます。

4位

ラウロイルヒドロキシエチル-β-アラニンNa(HEA成分)

アミノ酸系(β-アラニン系)陰イオン界面活性剤

クラシエが採用する独自のアミノ酸系洗浄成分。 β-アラニン誘導体で、通常のアラニン系より親水性が高く、 泡切れの良さと洗い流し後の保湿感を両立しています。

3種類すべてサルフェートフリー(硫酸系界面活性剤ゼロ)です。 「アミノ酸系シャンプー」を謳いながら主剤はベタイン系、という製品も多い中、 マー&ミーLatteは主剤から補助剤まで一貫してアミノ酸系・ベタイン系の低刺激設計になっています。

成分表の読み方がわからない方は「シャンプーの成分表の見方」を先にご確認ください。

牛乳由来成分の役割——ラクトフェリンと乳酸桿菌発酵液

マー&ミーLatteの最大の特徴が「牛乳由来成分の配合」です。 具体的にはラクトフェリン(牛乳)乳酸桿菌/乳発酵液(牛乳)の2成分です。

牛乳由来成分の科学的根拠

  • ラクトフェリン:母乳・牛乳に含まれる多機能タンパク。抗菌・抗炎症作用が報告されており、頭皮環境の安定化に寄与する可能性がある。ただしシャンプーのような洗い流し製品では残留量が少なく、効果の持続性には限界がある
  • 乳酸桿菌/乳発酵液:乳酸発酵によって生成される成分。皮膚バリア改善・保湿に関する研究がある。腸内環境における乳酸菌の役割と同様に、頭皮の微生物叢(マイクロバイオーム)バランスに働く可能性が指摘されている

ただし正直に言えば、これらは成分表の中盤以降に登場しており、配合量は少量です。 「牛乳由来成分で補修」というマーケティング表現を額面通りに受け取るのではなく、 「低刺激の洗浄成分がベースで、補助的な保湿・頭皮ケア成分が入っている」と理解する方が正確です。

なお牛乳アレルギーをお持ちの方は、ラクトフェリン・乳酸桿菌発酵液がともに「(牛乳)」と明記されているため、 使用前に皮膚科医にご相談されることをお勧めします。

3種のバリアント比較——どれを選ぶべきか

ライン特徴成分の差向いている人
ベーシックライン(ブラウン) ラクトフェリン+乳酸桿菌発酵液 日常使い全般、頭皮が普通〜乾燥気味の方
ダメージリペアライン(ピンク) 上記+ラクトース(乳糖)追加 カラー・パーマ後のダメージが気になる方
リンスインライン(ブルー) シャンプー+コンディショナー一体型 時短を優先する方(補修効果は落ちる)

3ラインの洗浄成分は共通で、差は補修・保湿成分の有無と量です。 ダメージリペアラインのラクトースは、毛髪の空洞を一時的に埋める作用(ヒューミクタント効果)が期待されます。

向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
  • ✓ 乾燥肌・敏感肌で、市販シャンプーで頭皮がかゆくなりやすい
  • ✓ 子どもと一緒に使えるシャンプーを探している
  • ✓ アミノ酸系をコスパよく使いたい(1回約7円は優秀)
  • ✓ カラー・パーマが少なく、軟毛・細毛の方
  • ✓ 頭皮トラブルを予防したい健康な頭皮の方
  • ✗ 毎日スタイリング剤を使う方(洗浄力が不足する可能性)
  • ✗ 強い皮脂分泌・オイリー頭皮の方
  • ✗ パラベンを避けたい方(メチルパラベン配合)
  • ✗ 牛乳アレルギーをお持ちの方

コスパの実力——1回あたり何円か

コスパ計算

  • ¥700 ÷ 490mL = 1mLあたり約1.4円
  • 1回使用量(5mL)× 1.4円 = 1回あたり約7円
  • 1ヶ月(30回)使用した場合 = 約214円相当

1回約7円は、アミノ酸系シャンプー市場においてトップクラスのコストパフォーマンスです。 同じアミノ酸系でも、美容室専売品になると1回あたり30〜100円になるものも多く、 マー&ミーLatteはアミノ酸系を始めて試す方の「入口」として最適な製品です。

気になる点:メチルパラベン配合

良い点が多い製品ですが、防腐剤としてメチルパラベンが配合されている点は注記が必要です。

パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)は世界で最も広く使われる化粧品用防腐剤のひとつです。 「パラベンフリー」が一般的なマーケティング訴求になった背景はありますが、 EU化粧品規制委員会(SCCS)の評価では、シャンプーに含まれる濃度においてメチルパラベンの安全性は確認されています。

ただしホルモン系への影響(内分泌かく乱作用)を懸念してパラベンを避けている方や、 敏感肌でパラベンに反応しやすい方は、他の選択肢を検討する余地があります。 科学的根拠としては現時点でシャンプー使用量での有害性は確認されていませんが、 不安がある場合は避けることも合理的な選択です。

シャンプーソムリエからの総評

良い点

アミノ酸系3種類を主剤に据えたサルフェートフリー処方で、この価格帯(500円前後)では市場最高水準の洗浄成分の質です。 ノンシリコン設計で、頭皮への蓄積を気にする方にも適しています。 グリチルリチン酸2Kの配合は頭皮の軽い炎症・かゆみ予防にも期待できます。

気になる点

メチルパラベン配合は、一部の方には気になる点です。 また洗浄力はマイルド設計のため、 コーティング系スタイリング剤(ワックス・シリコン系スプレー等)を毎日使う方にはやや洗い残しが出る可能性があります。

こんな人に特におすすめ

低刺激のアミノ酸系シャンプーを初めて試してみたい方、乾燥肌・敏感肌でドラッグストアのシャンプーで頭皮がかゆくなりやすい方。 お子様と大人が同じシャンプーを使いたいご家庭にも向いています。

木村芳樹
マー&ミーLatteをサロンでお客様に試してもらうと、「泡立ちが優しくて頭皮がすっきりする」という感想をよくいただきます。ラウロイルメチルアラニンNaを主剤に据えたアミノ酸系は、硫酸系に慣れた方が初めて使うと「物足りない」と感じることも正直あります。ただ2週間ほど使い続けると頭皮が落ち着いてきて、余計な皮脂分泌も安定してくる方が多い。500円台でこの成分設計は、私がおすすめできる数少ない市販品のひとつです。

木村芳樹 — シャンプーソムリエ

よくある質問

マー&ミーLatteはノンシリコンですか?

はい、ノンシリコンです。ジメチコン・シクロメチコン等のシリコン成分は含まれていません。 ただしノンシリコン自体が「良い・悪い」の指標ではなく、洗浄成分の種類と強さの方が重要です。 詳しくは「サルフェートフリーは本当に良いのか」をご参照ください。

マー&ミーLatteはどこで購入できますか?

ドラッグストア・スーパー・Amazonなど広く流通しています。 詰め替えパック(360mL・660mL)を使うとさらにコスパが上がります。

コンディショナーも合わせて使う必要がありますか?

シャンプー単体で使って手触りが気になる場合はコンディショナーを併用してください。 ただし頭皮へのコンディショナー付着を避け、毛先・中間を中心に使用することをお勧めします。 詳しくは「トリートメントは本当に必要か」をご参照ください。

自分の頭皮タイプに合うか確認したい場合は?

オンラインカウンセリングでご相談いただければ、 頭皮タイプに合った成分設計のシャンプーを一緒に考えることができます。

自分の頭皮タイプを確認してから選ぶと、失敗が減ります。

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