成分解析

YOLU 3種の違いを成分から解説
カーム・ディープ・リラックスどれが合う?

YOLUには「カームナイトリペア」「ディープナイトリペア」「リラックスナイトリペア」の3種類があります。 パッケージのデザインはよく似ていて、「どれを選べばいいかわからない」という声をよく聞きます。

成分表を見ると、3種類の違いは洗浄成分の種類と、特徴的な補修成分の2点に集約されます。 ここを理解すると、自分の髪質と悩みに合った1本が明確に絞れます。

なお2025年4月のリニューアルで、全3種にポリクオタニウム-61(ナイトキャップセラム)が追加されています。 それ以前の成分情報とは異なるため、本記事は2025年版の成分表をベースにしています。

3種の基本スペック比較

カームナイトリペア

セラミド保湿型

価格
¥1,540 / 440mL
1mL単価
約3.50円
主な悩み
乾燥・広がり・ごわつき
特徴成分
セラミドNG/NP/AP(3種)
香り
ネロリ&ピオニー

ディープナイトリペア

コラーゲン補修型

価格
¥1,650 / 400mL
1mL単価
約4.13円
主な悩み
カラー・ブリーチ・パーマダメージ
特徴成分
水溶性コラーゲン+加水分解ヒアルロン酸
香り
ベルガモット&ムスク

リラックスナイトリペア

ケラチン補修型

価格
¥1,540 / 440mL
1mL単価
約3.50円
主な悩み
うねり・くせ毛・絡まり
特徴成分
ダブルケラチン(羊毛)
香り
ペアー&ゼラニウム

最大の違いは「洗浄成分の3番目」

3種類すべて、洗浄成分の1番目はラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系)で共通です。 決定的な違いは2番目・3番目の洗浄成分にあります。

カーム

洗浄成分 #3

オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

スルホン酸系

洗浄力はSLES(ラウレス硫酸)と同等レベル。3種の中で最も刺激が強い。

ディープ

洗浄成分 #3

ココイルメチルタウリンNa

タウリン系

マイルドで低刺激。スルホン酸系・硫酸系が一切入っていない。カチオン界面活性剤もフリー。

リラックス

洗浄成分 #3

ラウラミドプロピルベタイン

ベタイン系

両性イオン系で低〜中程度の刺激。スルホン酸系なしで穏やか。

カームに含まれるオレフィン(C14-16)スルホン酸Naは、 「ラウレス硫酸フリー」を謳うシャンプーに多用されますが、洗浄力と刺激性はラウレス硫酸と同等です。 敏感な頭皮や、カラー・ブリーチによるダメージ毛には注意が必要です。 ディープとリラックスにはこの成分が含まれていません。

補修成分の違い——3種は「何を補修するか」が異なる

3種すべてに共通して入っているのは「ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)」と「ポリクオタニウム-61(2025年追加)」です。 それ以外の特徴成分は完全に異なります。

成分カテゴリ カーム ディープ リラックス
セラミド NG / NP / AP
3種配合
なし なし
コラーゲン なし 水溶性コラーゲン なし
ヒアルロン酸 なし 加水分解ヒアルロン酸 なし
ケラチン なし なし 加水分解ケラチン
+変性ケラチン
ダブル配合
スクワラン あり なし あり
カチオン界面活性剤 あり フリー あり

整理すると:カーム=セラミドで保湿ディープ=コラーゲン+ヒアルロン酸で水分補修リラックス=ケラチンでタンパク補修という棲み分けになっています。

各バリアントの詳細評価

カームナイトリペア——セラミドで徹底的に保湿したい人向け

3種のセラミド(NG/NP/AP)が揃っているのはカームだけです。 セラミドはキューティクル間に存在する脂質で、不足すると髪が広がり、手触りが悪くなります。 乾燥によるパサつき・ごわつき・広がりが最大の悩みなら、カームの補修成分は理にかなっています。

ただし、洗浄成分の3番目にオレフィン(C14-16)スルホン酸Naが入っているため、 頭皮が敏感な方・カラーやブリーチによるダメージが深い方にはすすめにくいのが正直なところです。 洗浄力が強めで、傷んだキューティクルをさらに刺激する可能性があります。

ディープナイトリペア——カラー・ブリーチ毛と敏感頭皮の人向け

3種の中で、洗浄成分の質が最もマイルドです。 スルホン酸系・硫酸系が一切含まれず、カチオン界面活性剤(頭皮刺激の原因になりうる)もフリー。 カラー・ブリーチ・縮毛矯正のダメージが深い方に、成分面では一番おすすめできます。

水溶性コラーゲンは毛髪内部の水分保持に、加水分解ヒアルロン酸は頭皮と毛髪の保湿に働きます。 価格は¥1,650と3種で最も高く、容量も400mLと少ないため、コスパは若干劣ります(¥4.13/mL)。

リラックスナイトリペア——うねり・くせ毛の人向け

ダブルケラチン(加水分解ケラチン+変性ケラチン)が特徴です。 ケラチンは毛髪の主成分で、うねりはケラチン繊維の結合が不均一なことで起きます。 洗いながらケラチンを補うことで、乾かしたときのまとまりが変わるという考え方です。

洗浄成分はベタイン系が多め(カームより穏やか)で、軽めのさらさら仕上がりになります。 ただし、くせ毛の根本解決はシャンプーではなく縮毛矯正等の物理的アプローチが主軸です。 「完全に伸びる」は期待せず、「少し落ち着く」程度を想定してください。

シャンプーソムリエ判定:悩み別おすすめ

あなたの悩み・状況 おすすめ 理由
カラー・ブリーチ・パーマのダメージが深い ディープ 洗浄成分最マイルド。カチオン界面活性剤フリー
頭皮が敏感・かゆみが出やすい ディープ 3種で唯一カチオン界面活性剤フリー
乾燥・パサつき・広がりが最大の悩み(頭皮は丈夫) カーム セラミド3種でキューティクル間脂質を補修
うねり・くせ毛・絡まりが気になる リラックス ダブルケラチンでタンパク補修
コスパを重視したい カームまたはリラックス ¥3.50/mL(ディープは¥4.13/mL)
しっとり重めの仕上がりが好き カーム スクワラン+セラミドで重めの補修
さらさら軽い仕上がりが好き ディープまたはリラックス スクワランなし(ディープ)またはケラチン補修(リラックス)
木村芳樹
カームが一番売れていますが、サロンで頭皮を確認すると「カームより先にディープの方が合っていますよ」とお伝えするケースが多いです。カームの洗浄成分(オレフィン系)が思いのほか頭皮に刺激になっている方がいます。とくにカラーやブリーチをしている方は、傷んだ頭皮とキューティクルへの刺激を最小化することが先決です。ディープは成分の質が3種で最も高い。価格と容量のコスパだけを見ると損に感じますが、成分の質に対してはむしろ割安だと私は思っています。

木村芳樹 — シャンプーソムリエ

よくある質問

カームとディープ、どちらがダメージ毛に向いていますか?

成分面ではディープです。カームにはオレフィン(C14-16)スルホン酸Naという洗浄力の強い成分が含まれており、 傷んだキューティクルにとって余分な刺激になる可能性があります。 ディープはスルホン酸系・硫酸系が一切なく、カチオン界面活性剤もフリーなので、ダメージ毛には最もマイルドです。

リラックスはくせ毛に効きますか?

「伸びる」わけではありません。ケラチン補修で髪の手触りが改善し、乾かしたときのまとまりが出る効果は期待できます。 根本的なくせ毛改善は縮毛矯正やデジタルパーマなど、物理的アプローチが主軸です。 シャンプーはあくまでサポート役と考えてください。

3種を混ぜて使っても良いですか?

問題ありません。例えば「週5日はディープ・運動した日はカーム」など、目的に応じて使い分けるのも有効です。 ただし、トリートメントは同じバリアントを合わせて使うことで処方の一貫性が保たれます。

自分の頭皮・髪質に何が合うかわからない

まずは無料の頭皮診断で頭皮タイプを確認してみてください。 より詳しく知りたい方はサロンへ。マイクロスコープで頭皮を確認しながらご提案できます。

3種のどれが合うかは、頭皮タイプと髪の悩みで変わります。まず自分のタイプを確認しましょう。

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