ベタイン系

ベタイン系(コカミドプロピルベタイン等)界面活性剤

洗浄力
刺激性

向いている人:乾燥肌・敏感肌の方、赤ちゃん、アトピー肌の方

注意が必要な人:脂性肌には洗浄力が足りない

この成分とは

両性界面活性剤の一種で、非常にマイルドな洗浄成分です。コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタインなどが代表的。ベビーシャンプーに使われるほど低刺激で、アトピー肌や化学物質に敏感な方にも使いやすい成分です。アミノ酸系と並んで「優しいシャンプー」の代表格ですが、両者には明確な違いがあります。

仕組み

分子内にプラスとマイナスの電荷を持つ両性イオン構造が特徴です。pHに応じて性質が変わり、酸性領域では特に低刺激になります。アミノ酸系との最大の違いは、ベタイン系は「他の洗浄成分の刺激を緩和する効果」を持つこと。そのため、メイン洗浄剤としてだけでなく、硫酸系やオレフィン系の刺激を和らげる補助剤としても多くのシャンプーに配合されています。アミノ酸系が「それ自体で穏やかに洗う」のに対し、ベタイン系は「周りの成分をマイルドにする緩衝材」としても機能するのが大きな違いです。

ソムリエの目:処方全体で見ると

ベタイン系とアミノ酸系、どちらを選ぶべきか。結論から言うと、「とにかく刺激を避けたい」ならベタイン系、「ある程度の洗浄力も欲しい」ならアミノ酸系です。ベタイン系がメイン洗浄剤のシャンプーは、洗浄力だけで見るとアミノ酸系よりもさらにマイルド。乾燥が激しい冬場や、頭皮に炎症がある時期にはベタイン系が安心です。逆に、夏場や皮脂が多い日はアミノ酸系の方がすっきり洗えます。季節や頭皮の状態に応じて使い分けるのが理想的です。成分表を見る時は、2番目の成分が「コカミドプロピルベタイン」ならベタイン系メイン、「ココイルグルタミン酸Na」ならアミノ酸系メインと判断できます。

木村芳樹
刺激の少なさではトップクラス。アミノ酸系との違いを理解して、自分の頭皮と季節に合わせて選んでください。

木村芳樹 — シャンプーソムリエ